悪質な出張買取/訪問買取にご注意ください!靴や衣類の買取で気をひかせ、強引なやりとりで安値で貴金属を買取る被害が増えています。法律が整備された後もその被害は後を絶ちません。正しい知識で被害にあわないようにしましょう。

悪質な訪問買取にご注意!

最近では、お客様の住居を訪問して買取を行う行為、いわゆる「出張買取/訪問買取」が一般的になっています。
荷物も持ってお店までいかなくていいのは魅力的なサービスですよね。
でも、この「出張買取/訪問買取」、少し前には「押し買い」として社会問題になりましたが、今の実情はどうなんでしょうか?
消費者庁、業界の中の噂などをもとに実情を探ってみました。

品物をお売りになる際には、店舗営業を行っているなど身分がはっきりしており、経験豊富でしっかりとした鑑定眼を持つ質屋等のお店の利用もご検討ください。(2017/7 記事改訂)

出張買取/訪問買取を行う業者の中には、良心的なサービスを提供している会社も多くございますが、本記事に掲載しているような悪質な会社もあるようです。
正しい知識をもって出張買取/訪問買取を依頼することが、重要ではないでしょうか。

まずはこちらをご覧ください

出張買取に関する相談件数

このグラフを見て下さい。
国民生活センターへの「貴金属等の訪問買取り」に関する相談件数と、金・プラチナの価格を合わせてみました。

2008年にリーマンショックが起こりました。
金とプラチナが大暴落。この時は、我々質屋も相場が下がりまくって大打撃を受けました。
その後、金・プラチナの価格はうなぎのぼりに上昇していきます。
それに伴って、国民生活センターへの相談件数もうなぎのぼりに増加、約2年間でなんと30倍です。
ニュースなどでも多く取り上げられた、いわゆる「押し買い」です。

「突然自宅を訪れた知らない業者に、十分な説明もなく宝石、指輪、金貨等の貴金属を安値で買い取られた」という相談が寄せられています。
いったん貴金属を売り渡してしまったら、取り戻すことは簡単ではありません。「今が一番高値です」「早くしないと大損ですよ」などのセールストークで勧誘され、その場で判断を迫られたような場合は、特に注意が必要です。

独立行政法人 国民生活センター より

このように、国民生活センターからも注意喚起が出たほどです。

こういった悪質な業者は、恐喝や詐欺まがいの行為を行い、相場から逸脱した極端に安い相場で買い取っていきます。ひどい場合には、暴力事件をおこしたり、業者が帰ったら貴金属がいくつか無くなっていた、という事もあったようです。
後から連絡しようにも、連絡先も分からず、結局は泣き寝入りになってしまいます。

この状況をうけて、2015年2月に「押し買い」を規制する法律が施行されました。

  • 「私は○○の●●で、△△を買いに来ました」と身分と目的を明かさなければならない
  • 消費者が依頼していない品物を査定/買取してはいけない
  • 買取の内容を記載した書面や契約書を渡さなければならない
  • 売った後も8日間はクーリングオフできる

訪問買取を行う業者は、これをきっちり守らなければならなくなりました。

法改正後も年間約2500件の相談。結局は貴金属目当て!?

おかげで悪質な業者の数は減りましたが、それでも消費者センターには年間約2500件の相談が寄せられています。その内容をいくつかご紹介します。(2017年7月現在)

  • 「不用品を買い取る」という電話があり訪問を承諾した。訪問時に金のネックレスを売却したが買い取り相場より安く買い取られたことが分かった。取り戻したい。
  • 来訪した事業者にネックレス等を強引に買い取られたが、納得できないのでクーリング・オフをしたい。
  • 買取業者に自宅を訪問され、売るつもりのなかった高価なアクセサリーまで買い取られた。クーリング・オフしたい。
  • 自宅に着物や靴を買取ると電話勧誘があり高齢の母が訪問を承諾した。評判の悪い業者だ。断るつもりだが気をつけることはあるか。
  • 高齢の両親に電話があり、不用品を買い取るというので訪問を受けたが貴金属類だけを安値で買い取られたという。どうしたらよいか。
  • 訪問してきた不用品買取業者に18金の指輪の査定をしてもらったが、査定額はレートの半額以下だった。売らなかったが情報提供したい。
  • 高齢の母が訪問購入業者にずいぶん安く指輪やネックレスを売却してしまった。取り戻すことはできないか。

独立行政法人 国民生活センター より

結局のところ、相談の本質は法改正前となにも変わっていませんよね・・・

「不用品」という名目で営業電話をかけて、訪問したら「貴金属はありませんか?」「アクセサリーはありませんか?」と要求し、安く買い叩く。今でもそんな手口があるようです。

「不要品買いますよ」 → 「貴金属ありませんか?」は違反です!

靴のイメージ

「靴や衣類、着物など買取りますよ」という電話で依頼をうけたのち、訪問後に「貴金属とかはありませんか?」というのは、実は違反なんです。
これは、特定商取引法の「不招請勧誘の禁止」に該当します。
つまり、電話口で伝えた「○○と○○を買い取りますよ」という内容以外は買取ってはいけないことになっているんです。

しかし、かなりしつこく、しかも強引に貴金属を出すように言われることもあるようですが、毅然とした態度で断ることが大切です。

訪問買取には「行商従事者証」が必要なんです!

古物営業許可 行商従事者証のイメージ 買取業務を行う業者は、必ず公安委員会から古物営業許可を受けなければなりません。
また、お客さんの住所・住居で「買取業務」を行う業者は、必ず古物営業許可に準じる行商従事者証を携行しなければなりません。
携行がない場合は、罰則の対象となります。
この業者怪しいな?と少しでも感じた場合は、身分の提示と共にこの「行商従事者証」の提示を求めてみてください。

8日以内なら返してもらえるんです!

クーリング・オフという制度をご存知でしょうか。

Wikipediaによると「頭を冷やして良く考え直す期間を消費者に与え、一定の期間内であれば消費者が業者との間で締結した契約を一方的に解除できるという制度」とあります。
「出張買取/訪問買取」は心理的プレッシャーを伴いますので、取引終了後に本当に良かったのかな?と考える時間を与える、というものです。

クーリング・オフは取引終了後、8日以内と決まっています。その期間であれば、取引業者に連絡すれば、商品を返してもらうことができるんです。もちろんお金は返さなくてはなりませんよ!

なお、質屋や買取店の店頭で買い取ってもらった場合は、クーリングオフの対象外となりますのでご注意ください。

商品の相場を知ることが、何より大切です。

もちろん、良心的な「出張買取/訪問買取」の業者が存在することは事実です。では、悪質な業者を見分けるのは簡単なことではありません。では、どうすればいいのでしょうか。

大切なのは「出張買取/訪問買取」の中にはそういった業者もいることを認識すること、そして大体の商品の相場価格を知ることです。

大体の相場を知っておけば、大きく逸脱したときに根拠と説明を求めることができますし、安く売ってしまって失敗する、ということも防ぐことができます。

簡単ではありますが、おおよその相場の調べ方を書いてみました。

(1)質屋や買取店で査定してもらう

質屋のイメージ

訪問買取/出張買取に来てもらう前に、お近くの質屋や買取店で査定してもらってください。いわば、セカンドオピニオンのようなイメージでしょうか。
昔は「査定だけ」は嫌がるお店も多くありましたが、今では大丈夫でしょう。

そのお店の価格が「出張買取/訪問買取」よりも高かった場合、相場の変動がなければ後日でも同じ価格で買い取ってもらえるでしょう。

(2)自分で調べてみる

金・プラチナのイメージ

金の買取価格は当店ホームページでも毎日公表していますので、ある程度ご自分でもお調べいただく事ができます。

(1)こちらのページを参考に、貴金属の刻印を調べます。
(2)キッチンスケールなどで、貴金属の重量を計ります。
(3)2017年に入ってからは、18金の1グラム当たりの買取価格は3300~3500円(当店の場合)ですので、先ほど計測した重量で金額を算出します

あくまで大まかな方法なので、実際の買取価格は多少ずれることが予想されますが、大体の価格は分かると思います。金・プラチナの買取に関して、詳しくはこちらをご覧下さい。

(3)自分で調べてみる~ダイヤモンドの場合

ダイヤモンドのイメージ

ダイヤモンドジュエリーの場合、枠や土台となる金・プラチナのお値段に、ダイヤモンドの価格をプラスして金額を算出します。

鑑定書がある場合は、鑑定書の内容を参考にダイヤモンドのおおよその価格を調べることができますが、ダイヤモンドは品質により価格に大きな開きがありますので、鑑定書がない場合はご自分での判断は難しいでしょう。(購入時の1/5~1/10の価格となることが多いように感じます)
質屋マルカのダイヤモンドの買取/無料査定もご利用くださいませ。

(4)自分で調べてみる~宝石の場合

宝石のイメージ

宝石の場合、枠や土台となる金・プラチナのお値段に、ダイヤモンドの価格をプラスして金額を算出します。

宝石は大きさの他にも宝石ごとの価値判定ポイントがあります。
これらは非常に複雑で日々変動していますので、ご自分での判断は難しいでしょう。(購入時の1/5~1/10の価格となることが多いように感じます)
質屋マルカの宝石の買取/無料査定もご利用くださいませ。

(5)自分で調べてみる~ロレックスの場合

ロレックスのイメージ

ロレックスには非常にたくさんのモデルがありますが、モデルごとにおおよその取引価格が決まっています。
当店のロレックスのおおよその買取価格もご案内していますので、ある程度のお値段はお調べいただけます。
もちろん、キズの状態やブレスレットの長さ、ガラスの欠けなどの商品の状態、為替の影響、保証書の有無によって価格が変わってきますが、おおよその目安にはなるのではないでしょうか。

(6)自分で調べてみる~時計の場合

時計のイメージ

時計もロレックス同様、モデルごとにおおよその取引価格が決まっていますが、非常に種類が多く、キズの状態やブレスレットの長さ、ガラスの欠けなどの商品の状態、為替の影響、保証書の有無によって価格が変わりますので、質屋や買取店の無料査定をご利用いただく事をお勧めいたします。
質屋マルカの時計の買取/無料査定もご利用くださいませ。

(7)自分で調べてみる~ブランド品の場合

ブランド品のイメージ

ブランド品には多くの種類がありますが、モデルごとにおおよその取引価格が決まっていますので、インターネットをお調べいただくと、だいたいの販売価格をお調べいただけるかと思います。我々はそこから査定額を算出いたします。
もちろん、使用感など商品の状態、為替の影響、保証書の有無によって価格が変わってきますが、おおよその目安にはなるのではないでしょうか。
質屋マルカのブランド品(バッグ、財布、小物)の買取/無料査定ブランド品(ジュエリー)の買取/無料査定もご利用くださいませ。

(8)自分で調べてみる~その他の商品の場合

サックス、カメラのイメージ

パソコン、カメラ、テレビギターやサックスなど楽器MacBook、iPadなどのアップル製品毛皮コート、ショールなどの場合、商品の種類が非常に多いため、と言わせすれば大体の価格を知ることができます。
その際に、商品の型番(モデル番号)が必要となりますので、ご用意くださいませ。

正しい知識で自己防衛を

「押買いに関する規制」が施行されたものの、被害は後を絶たないようです。
なぜ?と思われるかもしれませんが、下記のように「押し買い」がより巧妙になっているのです。
今後、より一層巧妙化が進むと思われますので、十分にお気を付け下さい。
品物をお売りになる際には、店舗営業を行っているなど身分がはっきりしており、経験豊富でしっかりとした鑑定眼を持つ質屋等のお店もご検討ください。

より詳しい情報はこちら

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