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日本はもとより世界でも有名なイタリアのジュエラー、ブルガリ。
フランス様式を取り入れたカルティエに対抗し、ギリシャやイタリア、東洋文化様式などを取り入れ「色石といえばブルガリ」とまで言われたジュエラーです。

ブルガリの創業は1884年、イタリアのシスティーナ通りに宝飾店を開いたことがオープンとされています。当時は銀装飾がメインだったブルガリですが、その銀装飾が観光客を中心に大ヒットし、次々と店舗を拡大していきます。1940年代には金装飾を手掛けるようになり、ギリシャ建築様式や古代ローマ様式をデザインに取り入れるようになります。それらの文化に根付いいていた特徴的なカラーストーンの使い方はブルガリに大きな影響を与えることになりました。

そうやってジュエリーで成功を収めたブルガリは1970年代に時計業界にも参入、ジュエリーで得た世界観を時計で実現していくことになります。今でもブルガリのアイコンとしてラインナップされているブルガリ・ブルガリが発表されたのもこの頃。ローマ様式を取り入れたこのデザインは当時としては斬新で、瞬く間に人気となりました。
この時計の成功を受け、ブルガリは1980年にブルガリ・タイム社を設立し、2000年にはジェラルド・ジェンタ、ダニエル・ロートを傘下に迎え入れます。と同時に自社ムーブメントの開発を宣言、時計製造に本格的に乗り出すことになります。

1988年には「ディアゴノ」、1998年にはアルミニウム素材を大胆に使って大ヒットとなった「アルミニウム」、2000年には長方形ケースの「レッタンゴロ」、2005年には直線と曲線を組み合わせた「アショーマ」、2012年には八角形が特徴的なオクトを発表するなど、新作を精力的に発表しています。

1977年にブルガリが始めた発表した時計で、いまなおラインナップし続けるブルガリのアイコン的存在です。古代ローマ様式を取り入れたダブルロゴが象徴的で、シンプルながらタイムレスなデザインで人気を博しているモデルです。かの有名な時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタがデザインしたことでも有名です。

現在はステンレスのモデルが主流ですが、ステンレスとゴールドのコンビモデルや、シェル、ダイヤモンドを使ったラグジュアリーモデル、カーボンを使ったモデルなど、メンズ、レディースを問わず幅広いラインナップが見られます。

1988年に登場したスポーティなコレクション。ブルガリのダブルロゴはそのままにベゼルに傾斜を付けたことでよりスポーティさを演出、積極的に新素材を取り入れたスポーツラインと、独特な形状のダイバーズモデル「スクーバ」がラインナップされています。

スポーツラインにはボディにアルミニウム使った「アルミニウム」、チタンを使った「チタニウム」、マグネシウムを使った「マグネシウム」など独特なラインナップが目を引きます。

ブルガリの自社ムーブメントを搭載し2012年に登場したブルガリの新アイコンウォッチ、オクト。ジェラルド・ジェンタが考案した8角形フォルムをもとに、110の面で構成されています。

ステンレスモデルを基本とし、GMT機能、クロノグラフ機能を持つモデルや、超薄型モデル、ゴールドやカーボン、ダイヤモンドなどの素材を使ったラグジュアリーモデル、トゥールビヨンなどのコンプリケーションモデルなど、これまでのブルガリには見られないくらい幅広くラインナップされています。

2014年にブルガリに新しく加わったレディースコレクション。ブルガリの創業130年を記念し、イタリア語で「光」を表すルーチェから名付けらたコレクションです。わずかに真円ではないフォルムと、ブルガリのセルペンティを想像させる独特のブレスレット形状、リューズに使われた深紅のルビーが目を引くデザインです。

ステンレスの他に、ピンクゴールドやシェル文字盤、ダイヤモンドを使ったラグジュアリーモデルも多くラインナップされています。

ブルガリのモチーフであり、幸福、再生をつかさどると言われている「蛇」をデザインに取り入れたブルガリを象徴するモデルです。もともとはジュエリーとして展開されていたものを時計に取り入れ、その大胆なデザインが大きな話題となりました。蛇の頭を思わせる形状と鱗を再現したブレスレットはブルガリならではデザインです。

シンプルでエレガントなセルペンティと、手首に2重/3重に巻き付けてブレスレット感覚で使用するトゥボガスに分かれ、ステンレスモデルよりも、ゴールドやダイヤモンドを使ったラグジュアリーモデルの方が多いラインナップです。

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