ダイヤモンドの販売価格や買取価格はどうやって決まるのでしょう?ダイヤモンド取引の基準となる価格や、プラス査定となる要因、マイナス査定となる要因をちょっとだけお伝えしちゃいます!ってそんなに大したものでもありませんが、ご参考までにどうぞ。
ダイヤモンドの買取価格ってどうやって決まるの!?
そもそもダイヤモンドの取引価格の基準ってあるの!?
って思ったことありませんか??
具体的な価格を決めるプロセスは我々には分かるはずもありませんが・・・
ダイヤモンド取引の基準となる価格や、プラス査定の仕組みをちょっとだけお伝えしちゃいます!
当店(質屋マルカ)のダイヤモンドの相場価格はこちらでご案内しています。
ダイヤモンドの鑑定書にはダイヤモンドの品質を表す4Cが記載されています
ダイヤモンドの品質は、みなさんご存知のとおり「4C」という基準であらわされます。
この「4C」は米国宝石学協会(G.I.A.)によって決められた基準で、カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の4種類で決められています。4つの頭文字がすべて「C」なので「4C」なんですね〜。
4Cについては ダイヤモンド鑑定書の読み方 で詳しく説明していますが、大まかに・・・
「カラット」はダイヤモンドの重量、「カラー」はダイヤモンドの色を表します。「クラリティ」はダイヤモンドの表面および内部にどれくらいのインクルージョンを内包するか11段階で表したもの、「カット」はダイヤモンドの形状がどれくらい理想に近いかを5段階で表しています。
この4つの基準は全世界で使われており、これをもとにダイヤモンドは取引されているのです。
ロシア連邦サハ共和国ウダチナヤ鉱山
by Stapanov Alexander in Wikipedia
ダイヤモンドは自然から産出するもの。
自然から産出されるダイヤモンドは非常に少なく、なんと1トンの岩石から数カラット(1g未満)しか取れません。
それだけ希少な上に、とっても美しいので、古代よりずーっと高い人気を誇っているのです。
でも、仮に需要に対して供給量が上回ったらどうなるでしょう?
ダイヤモンドが市場にあふれると、ダイヤモンドの価値は下がって価格も下がりますよね。
その逆で、ダイヤモンドの量が極端に少なくなると、価格は高騰して一般消費者は手が届かなくなり、最後には人気がなくなってしまいます。
こういったことが起こらないよう、自然から産出されたダイヤモンドは南アフリカ共和国のデ・ビアス社をはじめとした企業に集められ、その供給量がコントロールされているのです。
最近ではこの仕組みも崩れつつありますが、ダイヤモンドの価値はこうやって保たれています。
ダイヤモンド取扱業者が基準とする価格リスト
ダイヤモンドは自然の産物です。
だから定価なんてありません。(もちろん、ダイヤモンドの採掘にかかる調査費、人件費、機材費、管理費などに始まり、輸送費や加工費など原価はあります。)
じゃあ、ダイヤモンドの取引価格はどうやって決まっているの???
その価格の一つの基準となるのが、「ダイヤモンド価格リスト」です。
アメリカのある企業により発表されているこのリスト、一部の認められた業者のみが購入でき、主な4Cの組み合わせの価格が記載されています。ダイヤモンドの供給量に加え、取引実績、為替などを考慮して毎週リリースされており、実質的に「ダイヤモンドの定価」といってもいいのかもしれません。
我々をはじめ、ダイヤモンドを取り扱う業者はそのリストを参考にしてダイヤモンドの取引を行っているのです。
つまり、買取価格もこの基準をもとに決定されているのです。
そんな、4Cによって業者間の取引価格の基準が決まっているダイヤモンド。
でも、「4C」以外にも価格が決まる要素があるのです。
「プラス査定」という言い方もおかしいですが、とにかくプラスとなる基準をあげてみました。
ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドがどれだけ理想の形に近いかを示す「カット」。
カットは様々な基準で決められますが、大まかにいうと「プロポーション(全体の形状のバランス)」「シンメトリー(対称性)」「ポリッシュ(研磨)」という3つにより決定され、最高ランクは「エクセレント(Ex)」です。
でも、ちょっと、ちょっと待ってください。
実は「エクセレント」は、3つの基準のうちの「シンメトリー」と「ポリッシュ」が最高ランクでなくても付けることができるんです。
えっ!?と思われるかもしれませんが、これがG.I.A.の決めた基準、どうしようもありませんよね。
なので、この3つのすべての項目が「エクセレント」という最高ランクの場合は、真の最高グレードという意味で慣例的に「3Ex」と表記します。
鑑定書には3Exなんて表記はされませんが、価値は数%ですがアップします。
カットグレードが「エクセレント」で「シンメトリー」「シンメトリー」も「エクセレント」の場合は「3Ex」となり、価値がアップします。
ここ数年で婚約指輪を購入されたことがある方なら聞いたことがあるでしょう。
「ハートアンドキューピッド」という言葉。
ある一定以上の形状と優れた対称性を持つダイヤモンドを特定機材と条件で見た場合に、「ハート」と「矢(アロー)」の模様が見えることから付けられました。
それがいつの間にか「ハートを射抜く矢(キューピッド)」という意味となり、それが「婚約」というシーンにピッタリ♪なためにブライダル業界では格好のアピールポイントとなりました。
この模様が見られる場合には、鑑定書に専用のレポートが付属し、価値は数%ですがアップします。
ただ一つ注意!
ハートアンドキューピッドが見える条件は「ある一定以上の形状と優れた対称性を持つダイヤモンド」です。そのため、カットグレードが「エクセレント」でなくても「ハートアンドキューピッド」が見えることがあります。
専用機材を使うと、このようにアロー(矢)とハートの模様、「ハートアンドキューピッド」を見ることができます
このペンダントに使用されているカラーダイヤモンドがすべて天然由来の色だったら・・・。
実はダイヤモンドにはいろんな色があるんです。
レッド、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーン・・・などなど。色のついたダイヤモンドは非常に珍しく、色が濃いものであれば無色透明のものに比べて数倍のお値段になることも珍しくありません。
特にレッド、ピンク、グリーン、ブルーなどは非常に珍しい色とされ、上質の物の場合は、数倍どころではききません。正直、販売価格にするとウン千万円以上することになります。
ところが、逆に「色の薄いイエローダイヤモンド」「ブラウンぽいダイヤモンド」は非常によくある色だったり、品質があまり良くないダイヤモンドに見られる色ですので、無色透明のダイヤモンドに比べてお値段は数分の一になります。
「Origin」の項目が「Natural」という表記のみであれば、この色は天然由来の色である証明になります。
ただし、ここで注意。
インターネットなどで「カラーダイヤモンド」と調べると、結構多くの販売サイトがヒットするんですが、実はダイヤモンドの色は放射線などにより人工的につけることができるんです。
人工的に色付けする・・・その場合はカラーダイヤモンドとしての価値はありません。
なので、カラーダイヤモンドを買取査定などする場合には、必ず「このダイヤモンドの色は天然のものです」という証明(鑑定書など)が必要になるのです。
査定がプラスになる場合もあれば、マイナスになる場合もあります。
「マイナス査定」という言い方もおかしいですが、とにかくマイナスとなる基準をあげてみました。
様々なカットの中でラウンドブリリアントカットが一番とされています。
ダイヤモンドには様々な形があります。
それぞれにラウンドブリリアントカット、エメラルドカット、ペアシェープカット、オーバルカット、プリンセスカットなど様々な名前がついています。
が!同じ品質基準でもカット形状によりお値段が変わるのです。
やはり一番いいのはラウンドブリリアントカットです。
57、または58面を持つこのカット、ダイヤモンドの美しさを一番表現できるカットとして、実質的な業界標準となっています。
先に挙げた「ダイヤモンド価格リスト」もこのカットを基準として掲載しており、これ以外の形状はマイナス要因となります。
蛍光性を持つダイヤモンドは、長波紫外線を当てると青白く輝きます。(黄色やオレンジの場合もあります)
一部のダイヤモンドには、紫外線を当てると青白く光る「蛍光性」という性質を持つものがあります。(黄色やオレンジなどに光る場合もあります)
紫外線とかそんなの関係ないやん!と思われるかもしれませんが!
実は太陽光にも紫外線は含まれているんです。
もちろん太陽光レベルで発光することはありませんが、油を塗ったような「オイリー」な感じに見えたり、ダイヤモンドの本来の色が変わって見える場合もあります。
蛍光性は、鑑定書の「蛍光性(Fluorescence)」という項目で確認することができます。
こういった理由から、ダイヤモンドの蛍光性が強い場合は、ダイヤモンドの価値は大きくダウンしてしまします。
(NONEと書かれている場合には、蛍光性が全くないことを示しています)
このダイヤモンドのようにインクルージョンが目立ちすぎる場合は、価値は大幅にダウンします。
ダイヤモンドの内包物には、割れ(フェザー)や、白くもやっとしもの(クラウド)など様々な種類があります。
これらは4Cの中の「クラリティ(透明度)」としてランク付けされますが、同じランク(たとえばI1)でも、インクルージョンが中央にある、石全体にわたっているなど非常に目立つ場合は、著しく価値が下がる場合があります。
また、クラリティは悪くないのに全体的にもやっとしたような濁った印象を与えるダイヤモンドの場合も「生地が悪い」と表現され、著しく価値が下がる傾向にあります。
レーザー処理を行った場合はこのような白い筋が残りますが、ほとんどの場合、表面からは目立ちません。
ダイヤモンドの中に黒点などの内包物がある場合、その価値は著しく下がってしまいます。
そのため、それを人為的に除去する仕組みが考えられました。
これが「レーザードリルホール(LDH)」という手法です。
LDH処理を行うには、まず強力なレーザーでダイヤモンド内部の目立つ内放物まで届く穴を開けます。
次に強い酸を注入して、内放物を漂泊・除去します。
その結果、内放物は目立たなくなり、見かけ上の透明度は向上します。
しかし、その処理によって生じた穴、レーザの通った後は白い筋となってダイヤモンドに残ります。
そして、透明度が向上したとはいえ所詮人為的処理のため、ダイヤモンドの価値は著しく下がってしまいます。
レーザードリルホール処理が施されたダイヤモンドの鑑定書には「LDH」として表記されます。
女性なら誰もがあこがれるダイヤモンド。
ファッションとして、結婚の約束として、節目で華を添えてくれる宝石、それがダイヤモンドです。
でも、ちょっとお金が必要になったから、売らないといけない・・・
そんな寂しいことはありません。
でも、質屋ならダイヤモンドやジュエリーを手放さずにお金に換えることができるんです。
それは、ダイヤモンドを担保にお金を借りる質入れ(しちいれ)、質預かり(しちあずかり)というシステム。
質入れとは、「自分の大切な品物でお金を借りる」ということ。
質屋に自分の品物を預けて(担保)、その市場価値の範囲内でお金を借りることができます。
預けている間の品物の所有権はお客様のまま。
品物は倉庫(質蔵)できちんと保管され、お迎えを待ちます。
もちろんお預かり中は手を触れたり他の方に見せたりすることはありませんので、ご安心ください。
期限は3ヵ月、その間に元金と質料を支払えば品物を取り戻すことができます。
品物がいらない、または品物を諦める、といった場合には元金と質料の支払い義務はありません。都合のいい時まで期限を延長することもできます。
「誰にも気兼ねなくお金を借りて、自分の都合で返済できる」
それが鎌倉時代から続く質屋だからこそできるサービス、質入れ(質預かり)なんです。
当店では、40年以上にわたってダイヤモンドを取り扱ってまいりました。
ダイヤモンドの鑑定士とも呼ばれる米国宝石学協会の鑑別資格、GIA GGも取得。
まずは、お気軽にご相談くださいませ。
〒561-0858 大阪府豊中市服部西町1-1-12
TEL : 0120-17-4178
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(査定受付19:30迄)
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