ダイヤモンドの買取/質は大阪・豊中の質屋マルカにお任せ下さい!鑑定書がなくても、大きなダイヤモンドでも、経験豊富な宝石鑑定資格を持つスタッフが丁寧に査定・お見積り致します。

査定って何してるの?ダイヤモンド買取査定の流れ

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みなさんがお持ちになったお品物。
「それでは査定いたしますのでお待ちください」。
って言いますが、実は査定って何してるの?価格を決める基準ってなんなの?
今回は『ダイヤモンド』に的を絞って、査定の裏側をちょっとだけご紹介いたします。

当店(質屋マルカ)のダイヤモンドの相場価格はこちらでご案内しています。

はじめに・・・

古い鑑定書の内容は信用できないことも・・・

えっ!?と思われるかもしれませんね。
「鑑定書発行時の鑑定基準が現在のものと違う」「かつて鑑定書のグレード偽装が多くあった(新聞でも報道されました)」など、鑑定書の内容は100%信用できないのです。
そのため、ダイヤモンド取扱業者の中では「信頼された鑑定機関以外の鑑定書は参考程度にとどめる」という暗黙のルールがあります。
その他でも、例えばクラリティがSI1だった場合、VS2/SI2のどちらに近いかで価格も変わってきます。
査定価格は各店舗で算出しますので、結局のところ、目視での品質確認が非常に重要になってくるわけです。

高品質なダイヤモンドの査定には専用の環境が欠かせません

高品質なダイヤモンドをチェックする際に欠かせないのが「専用の環境」です。
その中でも特に大事なのが「昼色光源」と「暗視野照明」です。
この光源がないと、カラーやクラリティを正しく評価できず、ダイヤモンドの正当な評価が行えません。
ましてや、「玄関先の照明」「普通の店舗照明」などで高品質ダイヤモンドのグレードを確認するのはほとんど不可能です。
鑑定機関では、鑑定を行う専用の部屋(暗室)があるくらいですから。

ダイヤモンドに中古はありません

ダイヤモンドは地球上でもっとも安定した物質の一つです。
そのため、どんなにひっかいてもキズは付きませんし、ずっと使っていたからと言って色が変わることもありません。
30年前のダイヤモンドは、30年間何も変わらずずーっと同じ状態のままなのです。
「中古だから品質が悪い」「保管している間に色が変わってしまった」ということはありえないのです。

ただ一つご注意を。ダイヤモンドは非常に硬いですが、衝撃には弱いのです。
だから、指輪を固いものに勢いよくぶつけたりすると・・・運が悪いと欠けてしまいますので、ご注意ください。

ダイヤモンドの査定ポイント

中石・枠・脇石・デザイン性などすべての価値をプラスして査定額を決定します

ダイヤモンドの査定のポイントは3つです。

  • ダイヤモンドの価値
  • 金・プラチナや脇石の価値(ジュエリーの場合)
  • 製品的価値(ジュエリーの場合)

ダイヤモンドに定価はありませんが、業者間の取引相場はほぼ決まっています。相場は品質によって異なりますので、まずはこの『品質』を見極めることが非常に重要になります。
また、ダイヤモンドがジュエリーとなっている場合は、プラチナや金などの土台のお値段も査定額にプラスされます。
さらに、ジュエリーの場合で、現在でもジュエリーとしてそのまま使用可能なデザインの場合は、さらに製品的価値がプラスされます。

まずは10倍ルーペで確認します

1点ずつ手作業でダイヤモンドの汚れを落とします

まずは10倍ルーペで「ダイヤモンドかどうか」「ダイヤモンドの汚れ具合」「ダイヤモンドの大まかな品質」を確認します。
その後、査定表に素材、メインとなる石のサイズ(カラット数)、重量、脇石がある場合は石の種類とサイズを記載していきます。

汚れている場合はきれいに洗います

1点ずつ手作業でダイヤモンドの汚れを落とします

お客様のご了解を頂いたうえで、1点ずつ手作業でダイヤモンドの汚れを落とします

ダイヤモンドは非常に汚れやすい宝石です。ちょっと手で触っただけでも油分がつき、ホコリがついて…ダイヤモンドは全く輝くなってしまいます。

下のダイヤモンドを見てください。
全て同じダイヤモンドの画像ですが、汚れた状態ときれいな状態ではこれだけの差があります。
これだけ汚れていると品質うんぬんではなく、正しい査定はできるはずがありません。
当店では、お客様のご了承を頂いたうえでダイヤモンドのクリーニングを行います。


汚れたダイヤモンドでは正しい査定を行うことはほぼ不可能です。ダイヤモンドの裏側も汚れがびっしり・・・。
ダイヤモンドに油汚れがびっしりついて全く輝いていません。この状態では品質を正しく判断できません。
汚れが落ちてダイヤモンド本来の輝きが戻りました。裏から見ても内部までクリアです。
汚れが落ちて本来の輝きが戻りました。ダイヤモンドの内部までしっかり見ることができます。

次に外観検査を行います

シェイプ

様々なカットの中でラウンドブリリアントカットが一番とされています

ジュエリーに使用されるダイヤモンドには様々な形状があります。品質を示す4Cには入っていませんが、ラウンドブリリアントカットが最も良いカットとされており、それ意外の形状ではラウンドブリリアントカットに比べて価格が大きく下がります。

クラリティ

ダイヤモンドは算出した時から内部にひずみや結晶などを内包していることがほとんどです。もちろん「何もない」状態が最高ですので、内放物(インクルージョン)の度合いを位置、形状、コントラストの観点から11段階でランク付けを行います。

  • 通常は10倍ルーペで確認、高品質なクラリティのものは宝石用の特殊顕微鏡にて確認いたします。
  • 参考までに下記にVS1〜I2までの写真を掲載しています。(VVSクラス以上は写真で確認することはほとんど不可能です。)

クラリティがVS1のダイヤモンドの例
【VS1】の例
拡大してよく見るとわずかにインクルージョンを確認できます
クラリティがVS2のダイヤモンドの例
【VS2】の例
拡大してよく見るとインクルージョンが確認できます
クラリティがSI1のダイヤモンドの例
【SI1】の例
拡大するとインクルージョンを確認できます
クラリティがSI2のダイヤモンドの例
【SI2】の例
拡大するとインクルージョンが容易に確認できます
クラリティがI1のダイヤモンドの例
【I1】の例
肉眼でも容易にインクルージョンが確認できます
クラリティがI2のダイヤモンドの例
【I2】の例
多数のインクルージョン反射して全体が濁って見えます

カラー

ダイヤモンドのカラーグレードはマスターストーンと比較して決定します

ダイヤモンドは「無色」と思われているかもしれませんが、実際にはわずかに色がついていることがほとんどです。透明であるほど価値が高く、色が濃くなるに従って価値が下がっていきます。
マスターストーンと呼ばれる色の基準となるダイヤモンドを使用して、「D〜L」またはカラーダイヤモンドの基準に従ったランク付けを行います。

カラーの比較は昼色光(昼間の光)を再現できる専用のライトを用いて行います。枠付きのジュエリーの場合は、マスターストーンにも枠を付けて比較を行います。

カット

ダイヤモンドには最も輝くとされている理想の形状があります。
お持ちいただいたダイヤモンドがどの位理想に近いのか、表面研磨のち密さ、対称性なども考慮し、最終的に5段階評価でカットグレードを決定します。


カットグレードがEXCELLENTのダイヤモンド
様々な条件を満たしている場合のみ、カットグレードがEXCELLENTとなります
カットグレードがEXCELLENTのダイヤモンドパターン
カットグレードが最高の場合、ダイヤモンドにはこのような模様が確認できます

その他の補助検査を行います

蛍光性のチェック

ダイヤモンドには、紫外線を照射すると青く(黄色、ピンクなどもあり)光る「蛍光性」、紫外線をあびた後もわずかに輝く「燐光」という特性を持つものがあります。これらの性質が強い場合、太陽光などの自然紫外線によりダイヤモンドの見た目にも影響がある場合があるため、これらも検査します。


蛍光性を持つダイヤモンドに紫外線を当てると青く光り輝きます

人工処理のチェック

ダイヤモンドの内放物(インクルージョン)を人工的に取り除くレーザードリルホール(LDH)や、色を改善するコーティング処理などが行われていないかをチェックします。

査定額を決定します

中石・枠・脇石・デザイン性などすべての価値をプラスして査定額を決定します

『判断した品質』とダイヤモンドの国際相場、国内相場を照らし合わせて、ダイヤモンド単体の価格を算出いたします。
ジュエリーとなっている場合には、金やプラチナなどの枠の値段、脇石の値段などもプラスします。
さらにデザイン性が高く、現在でもジュエリーとして販売可能なものは製品的価値をプラスします。
これらをすべて合わせて、品物の査定額を算出いたします。

査定額をお伝えします

ダイヤモンドの品質を4Cになぞらえてご説明いたします。

お客様に、当店で鑑定したダイヤモンドの品質をお伝えいたします。その際、鑑定書との差がある場合はそれもあわせてご説明します。もちろん、質問などには、その場でお応えさせていただきます。

査定額にご納得頂けた場合は、即金で現金をお支払いいたします。
査定額にご納得いただけない場合は、お品物をお持ち帰り頂いて構いません。その際、査定料などの料金は一切頂きません

ダイヤモンドでお金を借りれるってホント?

女性なら誰もがあこがれるダイヤモンド。
ファッションとして、結婚の約束として、節目で華を添えてくれる宝石、それがダイヤモンドです。

でも、ちょっとお金が必要になったから、売らないといけない・・・
そんな寂しいことはありません。

でも、質屋ならダイヤモンドやジュエリーを手放さずにお金に換えることができるんです。
それは、ダイヤモンドを担保にお金を借りる質入れ(しちいれ)、質預かり(しちあずかり)というシステム。

質入れ(質預かり)って?

質入れとは、「自分の大切な品物でお金を借りる」ということ。
質屋に自分の品物を預けて(担保)、その市場価値の範囲内でお金を借りることができます。
預けている間の品物の所有権はお客様のまま。

品物は倉庫(質蔵)できちんと保管され、お迎えを待ちます。
もちろんお預かり中は手を触れたり他の方に見せたりすることはありませんので、ご安心ください。

期限は3ヵ月、その間に元金と質料を支払えば品物を取り戻すことができます。
品物がいらない、または品物を諦める、といった場合には元金と質料の支払い義務はありません。都合のいい時まで期限を延長することもできます。

「誰にも気兼ねなくお金を借りて、自分の都合で返済できる」
それが鎌倉時代から続く質屋だからこそできるサービス、質入れ(質預かり)なんです。

当店では、40年以上にわたってダイヤモンドを取り扱ってまいりました。
ダイヤモンドの鑑定士とも呼ばれる米国宝石学協会の鑑別資格、GIA GGも取得。
まずは、お気軽にご相談くださいませ。

記事を書いた人

質屋マルカの現役店長

大学在学時よりWEB制作と音楽に興味を持ち、卒業後は歌うプログラマとして会社員/フリーランスとして活動。その後、質屋業界に転身、修行を経た後に大阪・質屋マルカの店主となりました。

貴金属、ジュエリー、時計、バッグなどはもちろん、ちょっと異色な経歴を生かして、パソコンやiPhone、iPad、デジタルガジェット、カメラ、楽器など、幅広い分野を取扱います。

米国宝石学協会の宝石鑑定資格 G.I.A. G.G. を取得。その知識を生かし、「質屋=気軽に相談できる宝石のプロ」を実現するべく日々邁進中です!

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